第61回全日本模型ホビーショー発表振り返り Part1
過日開催された全日本模型ホビーショーにて様々な発表をさせていただきましたので、ちょっと掘り下げて解説。2回に分けてまとめせていただきます。
その1
コトブキヤで展開中のSIDE:ES(エグゾスケルトン)第2弾、ストラトハウンド塗装成形品&テストショット公開&11月受注開始!
シリーズ第1弾ゲイルハウンドの発売を10月に控え、翌月には第2弾のストラトハウンドが受注開始になります。
ホビーショーでは塗装品とテストショットを展示しました。
↑塗装品。頭身の高いスマートなモデル体型。ガールズ系プラモの中でも異彩を放つプロポーションだと思います。
付属の大型シールドは防護面がクリアー成形なので、ポージングなどの視認性が高いのが嬉しいポイントですね。
成形色で組んだものです。(テストショットなのでこの後各色調整が入ります)付属の大型武器、収納式近接複合兵装「ドッペルアドラー」は実刃とビーム刃で構成されており、ビーム刃側はクリアーブラックで成形。コンパクトに折り畳んだ携行状態で各ハードポイントへの接続も可能です。
左背に背負っているのはゲイルハウンドに付属する武器、スマッシャー。当然全ての武器に互換性があるのでストラトハウンドへの装備も可能です。
ストラトハウンドは11月受注開始の予定です。
後日あらためて開始日程などお知らせさせていただきます。
その2
SIDE:R& SIDE:GR、一挙4アイテム初公開!
以前から予告させていただいていましたMODEROIDで展開予定のSIDE:R(リーパー)& SIDE:GR〔グリムリーパー)ですが、ようやくデザインと試作品を発表する事が出来ました!
リーパーとグリムリーパーはボディとコックピットブロックをメインとするコアモジュール(ユングフラウユニット)を共有していますが、それぞれ運用目的/方法が異なる為、機体サイズが異なるという設定です。
プロダクト的な側面としては、ミリタリックで生身の兵士と絡めても絵になりそうなサイズ感のメカ(リーパー)と、スタイリッシュでヒロイックなメカ(αグレードグリムリーパー)、趣の異なる2種類のメカを共通のコアユニットを介して同一のシリーズで展開する←大事なので赤文字!!!というチャレンジです。
幸いリスタートによって時間的猶予が出来たので、根幹のコンセプトはそのままに、各デザインをブラッシュアップしたことによって(当然全て新規金型!)2種類のメカの方向性がより明確になったと思っております。
まずはグッドスマイルカンパニー ティタノマキアコーナーの様子。
大きなエーデルシュタインIIの線画が一際目を引きました。(全景撮り忘れた・泣)贅沢なスペースをご用意いただきありがとうございました!
続いてリーパー、グリムリーパーのサイズ比較。
付属のパイロットフィギュアも上述のように2種のメカのデザインコンセプトに合わせてデザインを変更しています。
特にリーパーなどはスケールモデル車両やアクセサリーと絡めて遊びも出来ればと思い、1/48というスケールをチョイスしました。
ここからは初発表のデザインと出力試作品をご覧いただきます。 まずはαグレードグリムリーパー第一弾「エーデルシュタインII(ツヴァイ)」
↑カラー設定画です。
今回展示した出力試作品。原型製作を担当していただいたR-Greyさんと納得いくまで何度も何度もやり取りを重ねました。わがままにお付き合いいただきありがとうございます!
トップヘビーかつ接地面積の少ない足元ですが、ちゃんと自立します。
伝われこの密度感!
続きましてリーパー「フォーゲルグ」
リーパーとグリムリーパーの共有パーツは
・胴体(胸部、腰部基本フレーム)
・コックピットブロック(一部外装を除く)
・肩ドラムフレーム
・股関節ドラムフレーム
・太もも
・膝関節
となっており、設定上、上記部分を含めたものを「ユングフラウユニット」と呼称します。
フォーゲルグとエーデルシュタインIIを見比べると、かなりの共通項が見つかると思います。
個々の造形はもちろんなのですが、それらにシリーズを通した互換性を持たせるための設計でかなり難航しました。
リーパー「パンヘッド」
フォーゲルグと多くのパーツを共有しながらも、印象の異なるメカに仕上がりました。
ちなみに付属のガトリングガンはフォーゲルグ、パンヘッド共通ですが、試作画像のように様々なハードポイントに装備が可能です。
最後に紹介するのはリーパー「ブリッツシュラーク」
今回発表した3種のリーパーは膝下がすべて共通のユニットですが、勿論今後リリースされるリーパーのパーツも互換性があるので、様々な組み合わせでのカスタマイズが可能な仕様になっています。
そしてリーパー、グリムリーパーが共通のコアモジュールを使用しているということは、リーパー×リーパー、グリムリーパー×グリムリーパーといったシリーズ内同士のカスタマイズだけでなく、その互換性を活かしたリーパー×グリムリーパーといった混成カスタマイズも可能な訳です。↓が展示にも使用した混成カスタマイズ例です。
右手のライフルも基本部分はエーデルシュタインIIが装備しているものと同じものですが、パーツの組み替えで様々な形状にカスタマイズすることが可能となっています。
そして左背に装備しているのはSIDE:ESゲイルハウンドのスマッシャー。リーパー、グリムリーパー同様、エグゾスケルトンもシリーズを跨いでのカスタマイズが可能です。 これがやりたかったためにSIDE:R、GRとSIDE:ESはスケールを別々にして(SIDE:R、GRは1/48、SIDE:ESは1/12)現物のサイズ感を合わせた訳です。
今までも文章や図解で説明してきましたが、現物で確認してもらうのが一番分かりやすいですね!
という訳で、今回はここまで。次回後半に続きます!
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